大和の古墳探索

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zoom RSS 池ノ内古墳群  (いけのうち)

<<   作成日時 : 2012/03/24 11:53   >>

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★ 所在地:桜井市池ノ内
★概要:桜井市の西南部に位置する古墳群で1970年県立農業大学校の建設に先立ち橿原考古学研究所で調査された。小規模な古墳群であるが鏡、勾玉、管玉、石釧、琴形石製品、鏃形石製品、鉄製武器類など豊富な出土品があった。これらの出土品から4世紀末〜5世紀にかけて築造された前期古墳的な性格を持つ古墳群として当時、前方後円墳を作るまでには至らなかったものの中央政権に君臨した豪族層の墳墓群の可能性が考えられる。
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   左から1号墳、2号墳、3号墳、5号墳

●1号墳・・・円墳(径、東西13m、南北10m)自然丘陵の頂部に二つの墓壙を平行に堀り、割竹形木棺を直葬している。棺の大きさは長さ約3.6m、幅0.4〜0.5m。出土遺物は 東棺で内行花文鏡(銘文なし、完形11.73cm)、、管玉、ガラス製小玉、鉄斧、石釧。西棺では変形重圏鋸歯文帯鏡(四区渦文鏡)(銘文なし、完形12.58cm)、勾玉、管玉、琥珀製棗玉、ガラス製小玉、鉄鍬、刀子、ヤリガンナ、石釧、石杵、土師器。
●2号墳・・・円墳(径、東西30m、南北22m)であるが明確な墳丘は見られない。主体部は粘土槨(長さ約7m)で礫を用いた排水設備があるのが特徴である。出土品は土師器、埴輪片等である。
●3号墳・・・円墳(径10m)主体部は粘土槨で組合式の箱型木棺と推定されている。槨の中央部は盗掘されていたが次のような遺物が確認された。直刀、鉄剣、鉄鏃、鉄斧、鉄器、車輪石片。
●4号墳・・・円墳(径10m?)と思われるが埋葬主体部は確認されていない。遺物は壷形土器片が出土している。この土器の特殊性から古墳ではなく祭祀の場所であった可能性が高い。
●5号墳・・・円墳(径15.0〜16.0m)で4基の木棺直葬墓を持つ。この古墳群の中では一番遺物が沢山出土しておりこの古墳群中最盛期の古墳とされる。
第1棺:変形獣形鏡(銘文なし、完形13cm)勾玉、棗玉、切子玉、臼玉、櫛、刀子、鉄斧、刀、鉄鏃、短甲、石釧。
第2棺:三角縁竜虎鏡(銘文なし、完形22.05cm)勾玉、管玉、臼玉、櫛、剣、刀、鉄鏃。
第3棺:琴柱形石製品鏡、紡錘車、勾玉、管玉、垂飾品、筒形銅器片、櫛、直刀、鉄剣。
第4棺:珠文鏡(銘文なし、欠損5.59cm)剣,刀。
●6号墳(丸山古墳)・・・古墳群中最北端にある円墳状の古墳で 主体部は組合式木棺と推定されているが中央部は盗掘が激しく両端だけが遺存していた。出土品は鉄剣、鉄鏃、鉄斧、鎌、鋸形鉄製品、手鎌形鉄製品、刀子など。
●7号墳(ヒョウタン山古墳)・・・丘陵の南端にある円墳(径、東西11m、南北13.5m、高さ2m)で2基の埋葬主体部を持つ。東棺は全長2.8m、幅0.75mの組合せ式木棺、西棺は南半分が失われていたが東棺と同様のものと推定されている。出土遺物は直刀、鉄剣、鉄鏃、鏃形石製品。
●8号墳・・・円墳と思われるが明確でない。埋葬主体部は礫状施設状のものがあった以外は明確ではない。遺物も見つかっていない。

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見学記おすすめ度   
この古墳群は全て粘土槨に木棺直葬したタイプなので石室ファンには物足りないと思うし墳丘好きの皆さんにとっても形状が、今ひとつ明確ではないので見ごたえはありませんがこのあたりは古代の宮跡が集中している磐余(いわれ)の地域と考えられており周辺の遺跡も含め散策されればいいハイキングコースでもあります。尚、行かれる時は出来れば墳丘図だけは持って行かれたほうがいいかと思います。副葬品はほとんど橿原考古学研究所が保管していますが桜井埋蔵文化財センターで展示品されてる事もあります。

【参考文献】
・桜井市史
・奈良県遺跡地図

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