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zoom RSS 箸墓古墳  (はしはか)

<<   作成日時 : 2012/06/11 11:46   >>

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改定追記版
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★ 所在地:桜井市箸中 
★墳丘:前方後円墳(全長276m、前方部幅132m、高さ17m、後円部径156m、高さ26m)葺石あり。埴輪は後円部墳頂やその周辺から吉備地方の都月型と同型式の特殊壺形埴輪と特殊器台型埴輪が採集されている(1976年)又、前方部頂上部やその付近からは底部に穴の空いた複合口縁の壺形土器が採集されている。墳丘は前方部3段(4段の可能性もあり)、後円部5段。1992年前方部南側の調査の結果この古墳は大半の封土を盛土した可能性が高いことが判明している。又、古墳の周囲には幅約10m程度の周濠と、その外側に基底幅15mを越える大きな外堤が巡っていた可能性あり。また外堤の所々には渡り堤が築造当初からあったと考えられる。
★埋葬施設:墳丘裾部分に板石が散見される事より竪穴式石室と思われる。
★出土遺物:陵墓指定地外の調査中出土の木製輪鎧(4世紀初め)等の木製品、土器破片。宮内庁によって採集された特殊壺形埴輪と特殊器台型埴輪
★築造年代:3世紀中葉ないし中葉すぎ(後円部墳頂の埴輪及び周濠部等から出土の土器の型式及び墳丘の形態より)
★発掘調査:未調査とされてきたが2012年に朝日新聞社のスクープで1968年に宮内庁で後円部頂上付近で小規模な発掘調査が行われていた事が判明(周辺部の陵墓指定外は桜井市教育委員会で断続的に発掘調査中。)
★被葬者:卑弥呼?
☆奈良検定テキスト掲載古墳(大市墓として)

特徴
・日本書紀に当古墳の説話も残されている日本最初の大型の前方後円墳。邪馬台国の卑弥呼の墓との説もある。

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(左)前方部から後円部を望む   (右)拝所
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(左)後円部を望む   (右)黒塚古墳より箸墓を望む   
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(左)後円部右側から前方部を望む    (右)出土遺物
箸墓関連ニュース
●2008年8月27日・・・新聞発表によると前方部の外側から周濠の一部が同市教委の調査で確認された。市教委が前方部の前面を南西約70mを発掘したところ、長さ約33m分「落込み状遺構」(深さ1.3m)を確認し底に水があった事を示す腐植層があり落込みと墳丘の位置関係、出土土器の年代から外濠の一部と判断された。外濠はコレまで墳丘北側でも一部検出されていたようで今回の南と合わせ墳丘を一周する馬蹄形で内堤を挟んで内濠と外濠がめぐる二重構造であった事もほぼ確定されたようだ。周濠部を含む古墳の全長は約450mとなる。
●2009年5月29日・・・女王卑弥呼の墓説がある桜井市の箸墓古墳の築造時期について国立歴史民族博物館の研究グループが、同古墳の周濠部から出土した「布留0式」の土器に付着した炭化物等20点を「放射性炭素年代測定法」と呼ばれる手法を使い分析の結果、240〜260年と推定されるとの調査結果を発表した。「魏志倭人伝」に、卑弥呼は248年頃死亡したとされたとあり関連が注目されるがサンプルの妥当性やこの手法については、精度や測定データ処理に対し、慎重な見方をする研究者も少なくない。
●2012年6月5日・・・橿考研が航空レーザー測量を用い箸墓古墳(桜井市)と西殿塚古墳の3D画像を作ったと発表があった。いずれも陵墓なので立ち入りが禁止され1920年代の測量結果しかなかったが今回の測量で新事実も確認された。箸墓古墳は後円部5段、前方部3段からなり前方部の段築は前面のみと考えられていたが側面にも段築が存在している事が判明したほか、前方部先端が撥形に開く可能性も従来指摘されてきたが今回の航空レーザー調査では認められなかった。その他、時期は不明であるが後円部頂部の円丘を囲む環状の高まりが存在することもわかった。
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                                 (毎日新聞・奈良版より)
●2012年9月9日
宮内庁がこれまで公開していなかった発掘調査の記録を朝日新聞が情報公開請求で入手し、判明した。
まさかこんなことがあるなんて・・
http://www.asahi.com/culture/update/0909/OSK201209080179.html
●2013年2月20日・・・宮内庁は原則陵墓は非公開であるが2007年に内規を改め、研究者側からの要望に応じて立ち入りを認めており、今回を含め計14件を許可している。今回は待望の箸墓古墳と西殿塚古墳について実施された。ただ立ち入りと言っても墳丘の最下段を一周し、地表に見える葺石や土器などの遺物の状態、墳丘の形などを観察する程度であるが専門家の知見や印象によって研究が加速されることが期待される。
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  (毎日新聞より)

見学記  おすすめ度
我が国の代表的な前方後円墳のひとつでその優美さは言葉では言い尽くせないほどです。特に池側から見る四季それぞれの表情は卑弥呼を意識して見るせいか女性的な美しさが感じられる一方で墳丘側面を後円部を望む形で見るとダイナミックな曲線美でその美しさに感動をおぼえます。(現在のデザインにも負けない悠久の美とでもいうんでしょうか)この古墳の被葬者論議が盛んに行なわれていますが卑弥呼の墓であっても、なかっても決してそんな事で価値が左右される古墳ではありません。古墳周りは一周できるのでそれぞれの表情を楽しまれるといいでしょう!

【参考文献】
・箸墓・西殿塚古墳赤色立体地図の作成(報道発表資料)  橿原考古学研究所
・天皇陵を考える(箸墓古墳と大市墓・・・白石太一郎氏
・最初の巨大古墳   清水眞一氏

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奈良・箸墓古墳:「卑弥呼の墓」調査 研究者16人、初の立ち入り 
「女性の神秘冒すべからず」 ...続きを見る
自分なりの判断のご紹介
2013/02/21 15:12
箸墓古墳立ち入り調査 - 築造期解明へ前進
邪馬台国の女王・卑弥呼の墓とする説がある箸墓古墳で20日、考古・歴史系の15学協会が宮内庁の許可を得て立ち入り調査を行った。築造に先立つ弥生時代末の土器片を確認、地表のふき石も観察した。築造時期の解明など、研究の進展につながる成果が得られたという。 ...続きを見る
ローカルニュースの旅
2013/02/23 23:33

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